![]() by 谷崎 聖子
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100年以上昔にハンガリーで出版された
一つ一つの刺繍を終えた頃にはどんどん腕が上がっていきます。 肩紐は、昔、アルコールランプの芯に使われた織り紐を使用します。 トートバッグに仕立てることができます。 サイズ 縦43cm 横31cm マチ8cm 費用 講習費3000円 材料費3500円 東京浅草かまわぬさん (tel 03-6231-6466) 6/10(土) 10:30~12:30、14:00~16:00 大阪箕面けんちくの種さん(tel 072-734-6343) 6/17(土)、18(日) 13:30~16:00 アミカス福岡(tououzakka_iciripiciri@yahoo.co.jp) 7/19(土) 9:30~12:00
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by tououzakka
| 2017-05-28 17:51
| イーラーショシュ
初夏のお出かけにぴったりな
イーラーショシュのポシェットができました。 ![]() チューリップとバラの花束の図案を中央にあしらい、 直線の多い、初心者向けのデザインです。 カロタセグ、下地方の村の教会の40年代のタペストリーの一部をアレンジしたもの。 ![]() トランシルヴァニアで見つけたヴィンテージ布を使います。 今回、イーラーショシュG)キットに特別に ポシェットのためのショルダー紐と裏布、中布を添えました。 ![]() 日時:6/14(土)14:00~16:00 場所:NHKカルチャー青山校 ルーマニア西部のトランシルヴァニア地方を代表する伝統刺しゅう、イーラーシュシュ。 古くから手仕事の文化が生活に根ざしているこの土地では、冬の女性の手仕事として、 生活の身近な品々から花嫁衣装まで刺しゅうが施されています。 東欧の文化に思いを馳せながら、チューリップとバラの花束のポシェットを作ります。 受講費:3,240円(非会員の方は3,888円) 教材費:3,024円 こちらでお申込みができます。 NHKカルチャーHP ▲
by tououzakka
| 2014-05-15 17:34
| イーラーショシュ
イーラーショシュを探してカロタセグの村を歩いて訪ねるようになったのは、 3年ほど前のこと。 80年代にトランシルヴァニアで出版された図案集以降、 イーラーショシュの現在を知らせるものはすっかり途絶えてしまった。 社会主義時代が終わり、 2000年に入って人々の生活も大きく変わり、 今も昔ながらのやり方で手芸の伝統が続いているのだろうかという不安もあった。 そんな中、出会った図案描きのブジおばあさん。 村でただ一人、イーラーショシュの伝統を守りながら暮らしている。 70年代から必死でかき集めた図案が描かれた油紙の束を見、 皺だらけの指先から美しい花模様が生き生きと描かれていくのを見たとき、 イーラーショシュの本を作りたいという気持ちが芽生えた。 布の目数を数えて図案を生み出すクロスステッチなどの刺繍に対し、 イーラーショシュは、まず図案を描くことからはじまると言っていい。 カロタセグでは、図案をそのままに写すのではなく、 図案の描く人の感性のおもむくまま、 時に形を変えながら、時に新しいモチーフを加えながら創作していく。 そのため、まったく同じものが作られることはほとんどない。 本の制作のために、ブジおばあさんにひとつ図案を注文した。 80年代ごろに流行をはじめたものに、 水差しやプレートの図案がある。 もともと、清潔の部屋には昔から高価とされる品をきれいに並べ、 やがてそれは少女の嫁入り道具となって運ばれていく。 壁いっぱいに絵のように並べられた絵付け皿や水差しは、 その家の富を象徴するもの。 ![]() 壁を飾る水差しをイーラーショシュで作りはじめたのが流行し、 やがて国道沿いの土産物屋にも並ぶようになった。 ブジおばあさんはたんすの中から、 大切にしまってある厚紙の型を取り出した。 ![]() 今はもうボールペンという便利なものもあるけれど、 昔ながらのやり方でガラスのペンにインクを浸しながら ゆっくりと丁寧に時間をかけて線を描いていく。 ![]() 厚紙の山の中から、こんな型も見つけた。 現在までつづくトランシルヴァニアの糸のメーカー、 ファルマチエのネコの刺繍糸の巻紙。 そして社会主義時代の古い硬貨。 こんな風に身近にあるものを利用しながら、生活に生かしていく。 ![]() しばらく外出していて、戻ってくると、 「大変。失敗してしまったわ。」とおばあさん。 線を余分に一本、花の図案の部分に入れてしまったとのこと。 この時描いてもらったブジおばあさんの描いた水差しの図案は、 (間違えた部分を後に修正して)「イーラーショシュ」の本の見開きのページに、 昔のままの油紙に印刷されている。 ![]() 昔ながらの手織りの麻布に、 青く線をにじませた図案がやがて赤や青の刺繍糸で 少しずつ埋め尽くされていく様子は、なんともいえない喜びである。 ![]() カロタセグ地方の村々で、 これからも女性たちが針を持ち、 美しい刺繍を生み出していく姿が見られるように願ってやまない。 ![]() 村に生きるたくましくて優しいおばあさんたちに、 心からの感謝の気持ちを込めて・・。 秋にカロタセグの村をいっしょに周っていただいた 編集者の小山内真紀さんに、カロタセグの伝統をご理解いただき、 また忍耐強くこの仕事を支えてくださったことを 感謝いたします。 ![]() イーラーショシュの旅のはじまりは、こちらにてご覧いただけます。 イーラーショシュのおばあちゃんとの出会い 日本で初めてイーラーショシュを紹介した本、 トランシルヴァニアの伝統刺繍 「イーラーショシュ」 谷崎 聖子 文化出版局 ▲
by tououzakka
| 2013-06-07 15:49
| イーラーショシュ
去年の4月に取りかかったイーラーショシュの見本作りも、 年末にはトランシルヴァニアから日本へと無事に送り届けることができました。 1月には写真撮影。 東京で記録的な大雪が降る、ちょうど前のこと。 新宿南口から文化服装学園へと向かい、 二日間、撮影に立ち会いました。 場所は、学園内のスタジオです。 ![]() イーラーショシュの刺繍の力強さを出すために、 白塗りのスタジオですが、今回はライトを落として撮影していただいています。 フォトグラファーの三木麻奈さんは、 高いはしごに軽々と登り、上からシャッターを押します。 スタジオ内に、そのシャッターの音が響き渡ると、 ほっと緊張の糸がとけるようです。 それから、PCのモニターですぐに確認。 ほとんど一回で撮影は終わり、 プロの仕事の見事さに感心しました。 ![]() 作品を引き立たせてくれるのは、年季の入った厚い木の板。 東京には、こうした撮影用の板をレンタルできるお店があるそうで、 今回の撮影ではこちらが選ばれました。 トランシルヴァニアで言えば、 教会の古い木の机に置かれた感じでしょうか。 ![]() 今回は収集したアンティークの品もいくつか使っていただいています。 古いテーブルクロスは、テーブルにかけると 空気を含んで刺繍も息を吹き返すようです。 おそらく1940、50年代ころに作られたもので、 生活のために作られた一点ものの品のため、 細部まで細やかに作られていて、しっかりとした手仕事の重みがあります。 ![]() 東京のスタジオで作られた写真と、 カロタセグの村で撮りためた現地の取材写真。 今回の本は、この二つの柱で構成されています。 ![]() この後、ワンピースを着用して撮影をしていただいたのですが、 実はこのとき、妊娠5ヶ月をすぎた頃でした。 お腹の子どもとともに映していただいたような気がして、 とてもいい記念になりました。 こうして出来上がった、イーラーショシュの本。 お手にとって、じっくりとご覧いただけたら嬉しいです。 ▲
by tououzakka
| 2013-06-03 20:29
| イーラーショシュ
「イーラーショシュ」の本が、いよいよ5月30日に発売となりました。 都市の大型の書店を中心に本が並びはじめ、 やがて地方の町の本屋さんにも運ばれていくそうです。 なお本の背表紙に書いてある発効日は6月10日ですが、 これは実際の発売日よりもおそいとのことです。 ここトランシルヴァニアの我が家にも、 文化出版から小包がとどきました。 ![]() 印刷のにおいが漂ってきそうな、出来立ての本です。 A4サイズの大型本ですので、 写真や図案の美しさが存分に楽しめます。 ![]() 美しい表紙をひらくと、 まず美しい油紙におばあさんの手描きの図案が印刷されています。 カロタセグの村に立っているかのような印象深い風景が広がったり、 曲線使いの美しい植物模様の図案の数々・・・。 また東京のスタジオで撮影された重厚感のある作品スナップからは、 長い伝統の手仕事の味が伝わってきます。 ただの手芸の本ではなく、その文化背景もすべて含めて、 トランシルヴァニアの空気をしっかりと包んでお届けできるものに仕上がったと思います。 ![]() この本の中にも出てくる、陶器の水差し。 振るとカラカラと音のする水差しは、 こってりとマットな色合いがお気に入りです。 本の中でも効果的に使っていただいています。 ![]() 皆さまのお手元にも、 一日も早く届きますように・・・。 ▲
by tououzakka
| 2013-05-31 23:32
| イーラーショシュ
夏が本格的になりはじめた頃、 イーラーショシュを使ったバッグを企画しました。 どこかアンティーク感の漂うものにしたくて、 今では貴重な手織りの麻布を使うことにしました。 麻を栽培して、そこから繊維を取り出し、 糸を紡ぎ、冬に機織をして・・・。 気の遠くなるような手間ひまをかけて生まれた生地。 しっかりと張りがある硬い手触り、 それでもしっかりと針を受け止めてくれます。 カロタセグの女性たちは、この生地以外ではほとんど イーラーショシュを縫うことはないと言っていいほど。 今ではもう麻が栽培されていないため、 昔から残った生地を大切に使っています。 ![]() ちょうど家族で一ヶ月、夏休みをとり、 カロタセグの村に滞在しました。 刺繍をしたり、村の人々と知り合ったり、 近くの村に足を伸ばしたり・・・。 カロタセグの空気と夏の思い出を縫いこむように、 ひと針ひと針を重ねました。 ブジおばあさんの家にお邪魔していたときのこと、 「すこし、刺繍をしてみてくれませんか。」と頼むと、 分厚いガラスのメガネをかけて針を動かしてくれました。 ![]() 村の女性たちは、針を下から上へと進めます。 シュッと音をたてながら、勢いよく針を上にあげて糸を引くやり方。 これは手織り布の生地の厚みだからこそできること。 また刺繍糸のよりと逆向きなので、次第に繊維がほつれていってしまいます。 その糸のよりを戻すように手で調節しながらなので、 微妙な手のコツがいります。 ![]() こうしてバッグのトップが完成しました。 古い図案からとったものですので、 モチーフがぎゅっと密集しているのが特徴です。 ![]() 知人の仕立て屋のところへ持っていき、 しっかりとした仕立てのショルダーバッグを作ってもらいました。 裏はドラマティックな赤いリネン生地をあわせ、 リボン結びで留めるかたちに。 ![]() イーラーショシュのショルダーバッグの完成です。 ![]() もうひとつのオーダーでは、 おなじみ向かい合う鳥のモチーフのトートバッグを。 ひもは、昔使われていたアルコールランプの芯なんです。 しっかりとしていて、真ん中のステッチもとても素敵。 ![]() イーラーショシュのトートバッグも完成しました。 ![]() こちらの詳しい作り方は、文化出版局からの本 トランシルヴァニアの伝統刺繍 「イーラーショシュ」で ご覧いただけます。 ▲
by tououzakka
| 2013-05-28 12:31
| イーラーショシュ
いよいよ今週発売となります「イーラーショシュ」の本が、 文化出版局のHPにて試し読みいただけます。 文化服装学園のスタジオにて、 2日間にわたりフォトグラファー三木麻奈さんに 撮影をしていただきました。 刺繍のどっしりとした質感が伝わるような写真、 力強くてやさしいイーラーショシュの魅力が手に取るように伝わってくるようです。 作品の紹介写真が10ページほど、 こちらのページにてご覧いただけます。 文化出版局HP イーラーショシュ ![]() 発売まであと少しとなりましたが、どうぞよろしくお願いいたします。 ▲
by tououzakka
| 2013-05-27 19:37
| イーラーショシュ
伝統の衣装の中で、 イーラーショシュのテクニックが見られるのは 唯一、ブラウスの肩部分だけです。 「肩刺繍ブラウス」と呼ばれる見事な刺繍のものは、 嫁入り前の少女が着る祝日用の装いです。 たっぷりとギャザーが寄せられ、 模様の形が見えないほどに密集された図案、 これこそがイーラーショシュの原型ではないかと思われます。 ![]() これだけの刺繍は難しいにしても、 ちょっと手を加えるだけでイーラーショシュらしい、 それでいてトランシルヴァニア風の装いが楽しめる衣装。 次は、バラの連続模様を使ったワンピースを考えました。 ![]() こちらでもよく着られている胸元で切り替えのワンピース、 ここにイーラーショシュのモチーフを刺繍して。 ファスナーも、ボタンもなしのシンプルなデザインです。 ![]() ウェストのベルトを長く伸ばして、背中でリボン結びをします。 蝶結びをしたときにきれいに見えるよう、あえて長さを変えてあります。 先には、マジョラムのモチーフ。 ![]() ホワイトリネンに、黒いステッチが鮮やかに映えるワンピースができました。 ![]() 丸襟に沿ったスカラップのステッチが、 アクセサリーなしでも首元を印象付けてくれます。 少女らしくて、どこか大人っぽさも感じさせるよう。 ![]() 小さな女の子のワンピースには、 イーラーショシュのワンポイントのブローチをつけて。 リーフのデザインですが、 涼しげなブルーの刺繍でまるで羽根のように軽やか。 ![]() 端モチーフの連続模様を使って、 さらにいろいろなものへと応用できそうです。 チューリップとマジョラムの大きな端モチーフ。 こちらは、何に使われるのか 詳しくは新しい本にてご覧ください。 ![]() トランシルヴァニアの伝統刺繍 「イーラーショシュ」 谷崎 聖子 文化出版局 ![]() *ただいまご予約受付中です。(詳しくはこちらまで) ▲
by tououzakka
| 2013-05-20 16:17
| イーラーショシュ
文化出版局から発売されます、 トランシルヴァニアの伝統刺繍 「イーラーショシュ」 正式に発売日、価格などが決定となりました。 ![]() 「ルーマニアのトランシルヴァニア地方に伝わる伝統刺繍。 赤や黒など単色の太い刺繍糸で、ボタンホールステッチの応用のようなテクニックです。 花や鳥などのモチーフが多く、独特のあたたかみのある風合いに仕上がります。」 イーラーショシュのステッチの基本から、 さまざまな応用ステッチのやり方まで。 豊富な図案や、作品とともに、 その背景を伝える現地取材文+写真で彩られています。 フォトグラファー三木麻奈さんの、 ずっしりと重厚感あふれる写真も見ごたえがあります。 5月30日発売、 価格は税込みで1470円となります。 こちらFOLK ART Transylvaniaでもご予約を承っていますが、 Amazonさんの方でも予約がはじまっています。 どうぞよろしくお願いいたします! ▲
by tououzakka
| 2013-05-15 18:21
| イーラーショシュ
村に住む女性たちの一番大切な仕事、 それは嫁入り道具を自分たちの手で作ることでした。 清潔の部屋と呼ばれる空間に、 現在でもなおその名残が見られますが、 イーラーショシュをはじめ、クロスステッチやカットワーク、レースなど さまざまな手芸のテクニックもそのようにして発展してきました。 ![]() それから、20世紀になると、 嫁入り道具を作る習慣が次第に廃れていき、 その代わりに教会の中を刺繍で彩るようになりました。 広々とした教会の壁面いっぱいに、 赤や青のイーラーショシュのタペストリーが まるで家庭にいるような暖かさを与えてくれます。 ![]() 「イーラーショシュ」の本でも、 家庭のインテリアにイーラーショシュを取り入れる試みがされますが、 現地カロタセグの村では、清潔の部屋と教会内部のみで あまり生活の空間で使われることはありません。 イーラーショシュの伝統的な構造は、 メインモチーフと上下の端モチーフに分けられますが、 ここでは端モチーフを使った例をご紹介しています。 同じ図案の繰り返しなので、はじめに手を慣らしていくのにも ちょうど良いかと思います。 ![]() モチーフを並べていくと、細長い模様が生まれます。 お好みの長さができたら、縁をカットして、 トランシルヴァニアの住まいならどんなところに飾られると思いますか? ![]() 70、80年代に流行した、水差しのモチーフ。 こちらも端を切り抜き、台紙に貼り付けて、 向かい合わせにして壁面を飾ると、 トランシルヴァニアの空間がここにもできます。 ![]() 現地で習った、新しいステッチも、 本書では丁寧に解説がされています。 針で作るレース編みは、空間を大きく埋めていくのにぴったりです。 ![]() 少しずつ形を変えながら、 昔から今へと受け継がれていくイーラーショシュ。 詳しくは、近日発売になる本でご覧ください。 ▲
by tououzakka
| 2013-05-11 19:08
| イーラーショシュ
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