by 谷崎 聖子
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世紀末建築を堪能できるコンサートホールは どこかご存知でしょうか? 私のおすすめのブダペスト観光スポットでもある、 リスト音楽アカデミーです。 ブダペストの繁華街Oktogonから 世界遺産に指定されているアンドラーシ通りを通っていくと、 リスト・フェレンツ広場が見えてきます。 ここはおしゃれなバーやレストランが立ち並ぶ広場ですが、 この広場の一角にあるのがリスト音楽アカデミーです。 ハンガリーの生んだクラッシックの神様リストが 王様よろしく玉座に座っておられます。 ここは、もちろん音楽の高等教育をする場所でもあるのですが、 同時にコンサートホールとしても使われています。 ですからご安心して中にお進みください。 朝一番に、大きなトランクを引いてバックパックを背負い、 子供づれの怪しい東洋人旅行者が入ってもO.K.でした。 エントランスからして、もうすでに世紀末の香りがプンプンと漂ってきます。 深緑といぶし金のデコラティブな装飾・・・ 耽美主義のイメージに包まれ、うっとりとします。 エントラス・ホールのあちらこちらに見られる 装飾の細部に感嘆の声を上げながらも、 中央へとどうぞ。 私の愛してやまないハンガリーの世紀末画家 クルシュフーイ・クリーシュ・アラダールによるフレスコ画が見られます。 その周りをジョルナイ工房のセラミックが美しく彩ります。 そしてメインの壁画をご覧ください。 芸術の泉が混沌と流れております。 まさにハンガリーの世紀転換期の文化成熟期を象徴するような作品。 この厳かで、芸術至上主義的な造形作品は 見るもののため息を誘うこと間違いなしです。 もっとカメラを近づけると、 筆のタッチやゴールドの質感まで伝わってきます。 そして今度はモザイク画。 ハンガリーの世紀末芸術の立役者、ロート・ミクシャのガラス細工です。 いぶし金のきらめきは、ビザンツ文化の影響を感じさせます。 残念ながら、こちらの芸術の泉は枯れてるようです・・・。 このまま足を伸ばして、二階へも行ってみましょう。 階段の途中にも、ジョルナイ工房が当時の最先端の技術で生み出した 素晴らしいセラミック作品が見られます。 宝石のように怪しい光と色彩をはらんだ球体のオブジェ。(こちらは写真がありません。) ステンドグラスがこんな小窓にも。 コンサートホールの中にもちょっとお邪魔。 黄金の月桂樹の葉が天井に敷き詰められ、 キャンドル型のシャンデリアが上から垂れます。 ステンドグラスには、ハープのデザインが。 残念ながら、画像はここまでしか撮れませんでした・・・。 そして上を見上げると、 世紀末美の女神が上から見下ろしています。 この毒をはらんだ怪しい美の魅力は、 この時代独特のもの。 オスカー・ワイルド、オーブリー・ビアズリー、 クリムト、アルフォンス・ミュシャ・・・ 建築と美術、そして工芸。 ハンガリー美術の集結したこの美の殿堂を ぜひその目で一度ご覧ください。 夜にはクラッシックを聴きながら、 この眩いばかりの色彩と装飾に包まれて幸せなひと時となるでしょう。 ハンガリーの建築の魅力にもっと迫りたい方にオススメです。 ハンガリー芸術を感じていただけたら・・・クリックをお願いします。 ↓
by tououzakka
| 2008-11-30 08:24
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