by 谷崎 聖子
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イーラーショシュという刺繍。 その魅力は何といっても、 独特のステッチと太い刺繍糸の生み出す力強いライン、 そして装飾豊かな密集したモチーフにあるといえます。 ここ3年ほどの間、カロタセグ地方を足で歩いて、 アンティークのイーラーショシュの魅力に心奪われました。 そして現在作られている作品とは、 その刺繍のやり方が違うことにも気がつきました。 フォークアート、 いわゆる農村の手芸の定義は、主に家庭で生産された材料を使い、 自分たちの使用のために作られたものです。 そのため、ひとつとして同じものは作られず、 作品の出来上がりもお土産ものとして販売されるものとは まったく違います。 イーラーショシュのステッチも、 今ではほとんどの地方で半分だけボタンホールステッチが使われ、 コードの太さも大きくなっています。 日本にはじめてイーラーショシュを紹介する本としては、 やはり昔ながらのやり方、すべてをイーラーショシュのステッチでする方法を 採用することにしました。 かつてイーラーショシュが盛んだった地方に足繁く通い、 そこで目にした30年40年代頃に作られた美しい刺繍。 それが、私の中のお手本のイーラーショシュです。 限られた時間の中で、ひとつひとつの作品を1から作り出すこと。 はじめてイーラーショシュを見る方にもわかりやすく、 また、はじめて針を持つ方にでも挑戦してもらえるような 見本を作ることで約半年を費やしました。 モチーフの数は比較的すくないのに、 イーラーショシュの図案があれほど豊富なのは、 モチーフの微妙な組み合わせ、そして展開の仕方にあります。 簡単になればなるほど、イーラーショシュらしさが感じられない。 その中で、シンプルでありながら、目をひきつける図案を見つけました。 小さなモチーフの次に取りかかったのは、 向かい合う小鳥が枝をついばみ、 その枝がチューリップのようにも見えるもの。 鳥のモチーフはそう数は多くはありませんが、 むかしは葬式に使われるベッドカバーのすそに黒で刺繍されていました。 赤で刺繍された向かい合う鳥は 愛のシンボルとして使われるようになりました。 チューリップと向かいあう小鳥のモチーフは、 どんな風に使われるのか。 こちらは近日発売になる本の中で、 ご覧いただけたらと思います。
by tououzakka
| 2013-05-06 14:17
| イーラーショシュ
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