by 谷崎 聖子
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秋晴れの広い空の下、 サワサワと茶色い風花がささやいています。 カロタセグ地方のちいさな村。 カラフルなビニールののれんをくぐると、 ブルーにペイントされた壁に緑の家具が色濃く映える部屋。 そこはカティおばあちゃんのキッチンであり、 居間、ベッドルームであり、アトリエでもあるのです。 今は、ちょうどトウモロコシの収穫を終えたところ。 80歳を超えるカティおばあちゃんは、 今でも畑へ出て仕事をし、 その合間にひたすら手仕事をする働き者。 中でも、ビーズ刺しゅうを得意とします。 大きなめがねをかけて、 小さなビーズをすくって針で丁寧に留めていく。 その仕事は丁寧かつ慎重。 抜群の色彩、デザイン感覚の持ち主でもあります。 8cm平方の小さな空間に、 カロタセグの豊かな花模様の世界がひろがります。 ビーズがここカロタセグ地方に伝わったのは、 50年ほど前のことだと思われます。 それ以前は、各地に刺しゅうの文化が広がっていました。 おばあちゃんの手が生み出した芸術品。 テーブルに並べられたその姿は、 まさに見るものを圧倒する創作のチカラでみなぎっています。 おばあちゃんの手で作る作品は、時間がかかります。 丁寧な手の仕事であるがために、 その作品はどこでも見たことのないような感動を与えてくれるのでしょう。 カロタセグの花がまたひとつ、 そしてまたひとつと開きました。
by tououzakka
| 2011-10-11 15:36
| 手芸の旅
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