by 谷崎 聖子
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きっと私たち誰しもが、 装飾というものを本能的に欲しているはずである。 とめどなく押し寄せてくるような 花や草木の柄の繰り返しに、 はじめはむせ返るほどの衝動を覚える。 それから、だんだんと気持ちが高揚としてくる。 Cifra(ツィフラ)という言葉は、 まさにカロタセグの華やかさ、煌びやかさを表している。 喪服で日常を過ごす、80歳のカティおばあちゃん。 若いころはきっと、 この色彩と柄の中に身をおいていただろう。 今ではひたすら針を動かし、 孫娘たちのために とびきり豪華な衣装を生み出している。 おばあちゃんの魔法の指先から生まれた ビーズ刺しゅうのブローチ。 この小さな四角に、 カロタセグの豊かな想像の世界(ユートピア)が 封じ込められている。 時に勲章のように誇り高く、 時に花飾りのように可憐で、 そして時に宝石のように輝くビーズの粒たち。 白い花から、さらに小さなチューリップが生まれる。 赤い花からは、忘れな草が。 限りなく増殖していく生命。 うらを返すと、 針の跡がしっかりと刻み込まれている。 ひと針、ひと針がまぎれもない カティおばあちゃんそのもの。 カロタセグのきらめきを、あなたの胸にも。 カティおばあちゃんのビーズ・ブローチ。 トランシルヴァニアからお届けします。 とあるお客さまからのメッセージです。 「以前ブログでカティおばあちゃんのブローチを拝見しました。 とても細かくカラフルで繊細な刺繍にドキドキしました。 年齢を知ってさらに驚き、思わず画像を印刷しブローチをながめていました。 そのブローチをまた拝見し、 在庫があるということで注文するときからドキドキ興奮してました。 私が買っていいのかしら?と思うところがありましたが、 是非ブローチを生で見たいと思い思い切って注文しました。 うわさ通り、本当に素敵なブローチです。 包みを開けてながめてはまた包み、また包みを開けてはながめ・・・ 届いてから何度も繰り返しては感動しています♪ ひと針ひと針、どんな思いでつくられたのでしょう。 きっと細い針でちくちく、こつこつ・・・ カティおばあちゃんがブローチをつけている手を見て祖母を思い出しました。 カティおばあちゃんとは反対に頑固な性格から、 祖母が作るものはざっくりしていて、 正直にいえば「雑」で男らしいものでしたが、 お布団をはんてんに、はんてんは巾着に、巾着を小物入れに・・・と、 あるものを上手く利用して最後まで使っていたのを思い出しました。 長い間行商をしていた節くれた手。 物や道具は使い切ると新調することもできますが、人の手は一生もの。 カティおばあちゃんもきっと今まで色んな物を手にとり、経験しつくられてきたのですね。 あらためてブローチをながめて、写真を拝見し、目頭が熱くなり、 心がとても温かくなりました。 このブローチを作った方、その手なのですね。 今自分の手元にあるなんて本当に感激です。 私も暇があれば手を動かすことが好きです。 私もこれから何十年と手が動く限り、物を大切に使い、 一つ一つ大切に作っていきたいと改めて思いました。」 にほんブログ村
by tououzakka
| 2011-01-09 21:30
| 手芸の旅
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