![]() by 谷崎 聖子
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カロタセグの民俗衣装で欠かせないのは、 プリーツスカート。 華やかな柄と柄、色と色が ひだの重複の美をともなって いっそう魅力的に見せています。 ![]() 私たちがやってきたのは、プリーツ工場。 プリーツ職人さんが、親切に説明をして下さいます。 「 かつて社会主義時代にあったプリーツ工場で働いていたのだけれど、 90年以降に、独立したのよ。 注文は、ここカロタセグ地方だけでなく、 ハンガリーや、その他の西欧諸国からもくるわ。」 ![]() 部屋の中は、大きなダンボール紙でいっぱい。 その丸められた紙から、 あのうつくしい模様が生まれるのです。 ![]() そのひとつを目の前に広げて見せてくれました。 大きなダイヤ型のもようの入ったひだは、 もうこれだけで芸術品のよう。 ![]() こちらは完成品。 「 お客様には、はじめに裾と両脇の始末をしておいたものを 持ってきてもらっているの。 レースやリボンを入れるときには、はじめに縫っておいてから。」 あの分厚いリボンも、こんなにキレイにひだが寄ります。 ![]() 机の上には、無数の小さな穴があいてあるのを見て、 「 どうして?」とたずねると、 てきぱきとした熟練の手つきで実演してくださいました。 厚紙をまず、押しピンでとめます。 ![]() それから、上と下から厚紙をはさんで しっかりと押さえ、それから蒸気で蒸すこと一晩。 すると、あの生きているかのように 弾力性のある、うつくしいプリーツができるのです。 ![]() こんなはぎれも大切に。 お人形の洋服に使うそうです。 生地の厚さや素材によっても、 そのプリーツの質感はまったく変わります。 「 一番いいのは、 張りがあって薄手のポリエステル素材ね。 ただ難点は、洗えないこと。 洗濯すると、プレスしたものが落ちてしまうから。」 ![]() 最後に、職人さんの私物のスカートを見せてくださいました。 「 細やかなプリーツは、こちらの工場でしたもの。 それからカロタセグの刺しゅう職人さんのところで、 こんな風に刺しゅうをお願いしたのよ。 まだスカートに仕立ててないんだけどね。」 こんな風に、上からしっかりミシンで押さえていたら お洗濯も大丈夫そうです。 黒地に、黒い星のステッチが素敵。 ![]() シンプルな形が飽きのこない、プリーツスカート。 最近はスカート姿の女性も少なくなったトランシルヴァニア地方ですが、 女性の本来のうつくしさを見せるのは、 こんなシンプルなスカートなのかもしれません。 トランシルヴァニアの女性の美しさを支える人、 プリーツ職人の彼女がその一人です。 プリーツの重複の美、 いかがでしたか? ![]() ■
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by tououzakka
| 2009-11-03 00:12
| Transylvania
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