by 谷崎 聖子
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緑の生い茂る丘をいくつもこえて その小さな村へたどり着くと、 教会の壁の日陰でおばあさんたちが針仕事をしていました。 ひざにはそれぞれ赤いイーラーショシュに、白いカットワークの作品がかかっています。 古くから村では図案を描くのが上手な女性がいて、 村の女性たちのために図案を描いていたといわれています。 ボルバラおばあさんの住む村には、 もうイーラーショシュを刺しゅうする人がいなくなり、 注文を受けることもなくなってしまったそうです。 カルドシュ(刀)と呼ばれるのは、 大きなチューリップの花びらが刀のように反れている図案のこと。 アンナおばさんは、今でも村の女性ばかりでなく よその村からも注文を受けては、想像をふくらませ、 次々と新しい図案を生み出しています。 向かいあう鳥は、時にクジャクだったり、 時にハトのようだったりします。 鳥は、ハンガリーのフォークアートでも重要なモチーフ。 ブジおばあさんは、昔ながらのガラスの万年筆を使い、 その村に伝わる図案を大切に守りつづけています。 4つの蹄鉄のモチーフ。 蹄鉄は、幸運を意味するお守りとして好まれています。 ひとつひとつ手描きの青い線は、 その職人さんたちの手によって生命を吹きこまれ、こちらに語りかけるようです。 家庭で栽培され、手で紡ぎ織られたホームスパンのリネン生地。 そこに刺しゅうを施します。 植物の茎は太く、たくましくのびのびと。 動物は歌うように、生き生きと。 赤、青、黒、白・・・。 好きな色を手にとれば、 ただ同じステッチで刺しつづけるだけです。 おばあちゃんの手のぬくもりのこめられた、クッションカバー。 そして、チューリップモチーフのアクセサリー。 こちらの手描き図案、イーラーショシュの作品は、 トランシルヴァニア刺繍展示会にて展示、販売されます。 7/7~18日まで art-bookshop&cafe神保町店(東京) 7/22~25日まで シロツメ舎(大阪梅田)
by tououzakka
| 2011-07-02 05:28
| exhibition
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