by 谷崎 聖子
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時に小さな小さな刺しゅう作品が、 不思議なほどに胸を捉えることがあります。 古い民家のたんすの引き出しの中に眠っていた、 小さな刺しゅうの束。 細長い刺しゅうの一本一本は、 刺しゅうのテクニックも、図案も違います。 襟、それともカフスでしょうか。 美しい衣装ができるのを夢見ながら丁寧に仕立てあげられた刺しゅうは、 とうとう陽の目を見ることもなく生き長らえてきました。 この小さな断片から、 どんな衣装が出来るのだろうと思い巡らせるだけでもワクワクします。 ふっくらとした星模様の刺しゅうは、 ハーラースと呼ばれるウールの刺しゅう糸を使っています。 虫食いだらけでぼろぼろなのに、 はっと目を見張るほどの鮮やかな色彩をはなつ糸。 これこそが、カロタセグの女性たちが愛してやまなかった ハーラースの糸の魅力なのでしょう。 宝石のような美しい色と輝きをもつ糸は、 祝日用のブラウスやエプロン、スカーフ、結婚式の儀式用のロングクロスなど、 特別な装いの刺しゅうに使われてきましたが、 このような日常用の品にはめったに使われません。 1943年の日付とロゴつきです。 小さな物入れには、 どんな大切な品物を入れたのでしょう。 ありったけのさまざまな色を使った刺しゅうのモザイク模様。 単純なストレートステッチの刺しゅうを、 類稀な美しさに見せているのは、 他でもない極上の刺しゅう糸の持つ魔力であるに違いありません。 こちらの小さな刺しゅうも、 トランシルヴァニア刺繍展示会にて展示されます。 7/7~18まで art-bookshop&cafe神保町店(東京) 7/22~25まで シロツメ舎(大阪梅田)
by tououzakka
| 2011-06-01 04:06
| exhibition
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