by 谷崎 聖子
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いつになく、 まぶしい太陽のひかりが 部屋にふりそそいで目が覚めた、木曜の朝。 一面まっしろの雪が 目に飛び込んでくる。 ガラス窓には、 まるで押し花のような 「氷の華」がくっきりとはりつけられる。 今年いちばんの冷え込み。 こんな寒い日には、 あたたかいお茶と素敵なお話はいかがでしょう。 東京で小さなお店プレッツェルを開きながら、 かわいい子供服を作っていらっしゃるご主人さん。 旅がお好きな若いご夫妻は、 毎年ヨーロッパに買い付けの旅に出られます。 旅先で出会った、 ルーマニアの羊使いや雪の日の古城、 プラハの衛兵に、 ウィーンのメリーゴーランド・・・。 そんなモチーフにインスパイアされて生まれた、 大人のための小さな小さなお話です。 どれも素敵なので迷いましたが、 手仕事をする人のこころを物語る こちらのお話を。 願いをこめて、今日も針をもつあなたのために。 仕立て屋の恋 「私のシャツのポケットを縫い閉じて。」 「そんな事したら思い出が消えちゃうよ。」 「私は何も持たないの。」 寂しげな彼女はそう言い、一枚の絹のシャツを残していきました。 仕立て屋の主人は手が進みませんでした。 何かポケットに入れられるものはないかと考えました。 考えているうちにも針は進んでしまい 朝の日差し、珈琲の薫りとトーストの匂い 針箱や指革の匂い、雨の音や夜の匂いも一緒に 一針、一針ポケットに縫い閉じられました。 仕立て屋は彼女に惹かれていました。 最後の一針に仕立て屋のそんな気持ちも詰まりました。 シャツを着た彼女は気付きました。 縫い閉じられたのは左胸のポケットだけではなく 心までも仕立て屋の主人に縫い閉じられてしまっている事に。 、、、、仕立て屋の主人と糸で結ばれた彼女の話。 ベルリンの仕立て屋を見て思いついたいたずら話。 写真はその仕立て屋のお直し表。 text by : tetsuya tetsuyaさんの、 まるで砂糖菓子のようにやさしいお話の数々は、 こちらのブログでご覧いただけます。 tetsuyaさんデザインの、 ノスタルジックなヨーロッパが詰まった、 素敵な子供服はこちらです。
by tououzakka
| 2010-01-21 17:59
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